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人生をよりよく生きるために、アンチエイジング大研究

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COLUMN SUB健康

SUB2 老化の原因・ためしてガッテン

 NHKためしてガッテンで放送していた、老化の原因をまとめてみた。
趣旨は、米やパン、麺類などの糖質が、体の組織であるたんぱく質を糖化しAGEs化するのが老化である。ということである。

AGEsと老化について
殆どの人が、歳相応より少しでも若くいたいと願っている。また、歳とっても元気ではつらつとしていたいと思っている。「ためしてガッテン」では、 老化 の真犯人AGEsについて詳しく説明していた。

老化の真犯人は、AGEs
最近の研究から、「AGEs」という物質が、全身のさまざまな老化に関わっていることがわかってきたそうだ。

「AGEs」は、人の体のたんぱく質と、食べ物から摂取する糖が、ジワジワと時間をかけ「糖化」と呼ばれる反応を起こす。 AGEsは、Advanced Glycation End-productsで終末糖化産物のことだ。

AGEsが体にたまると
血管や骨にAGEsがたまると骨が枯れ枝のように折れたり、血管や骨が硬くもろくなったりすることがわかってきたようだ。また、関節の軟骨にAGEsがたまると腰痛をおこしたり、目にAGEsがたまると白内障をおこしたり、皮膚にたまるとコラーゲンが糖化し弾力がなくなるそうだ。

糖化とは
人の体の「たんぱく質」と、主に食べ物から摂取する「糖」が、ジワジワと時間をかけて反応する。これが「糖化=グリケーション」あるいは「メイラード反応」と呼ばれる化学反応だ。

お肉やパンなど、たんぱく質と糖を含む食べ物を加熱した時に、こんがりと茶色く色づき香ばしい香りが生まれる反応と同じものと考えられている。

特に コラーゲン など代謝の遅いたんぱく質では、この糖化の影響が残りやすいと考えられている。

AGEsがたまりやすい習慣とは
朝食を抜く
食事時間が10分以内
パンや麺類をよく食べる
甘い物は別腹でよく食べる
運動する習慣がない
糖分を摂り過ぎると糖が血管から滲み出して、たんぱく質と反応しAGEsになるそうだ。

また、焼き色の強い物を毎日食べ過ぎると問題があるようだ。例えば、うなぎ、北京ダック、こげめのついた茶色の物などだ。

AGEsを測定、AGEsリーダー
AGEsリーダーは、蛍光分光方式で、皮膚・皮下の血管壁に蓄積されるAGEsをAutoflouresence(AF)として、検出し、その積分データをAGEss値として算出する画期的なシステムだそうだ。

心臓疾患・糖尿疾患・腎臓疾患などの研究に応用が期待されている。

コラーゲンと老化
「糖化」の影響を受けやすいのは、 コラーゲンなど代謝の遅いたんぱく質だ。

コラーゲンは、体中の細胞と細胞をつなぐ接着剤のような役割を果たしており、全身の細胞の土台となっている。体中の細胞の間を埋めているコラーゲンが糖化され、茶色く劣化してしまうと全身の体の老化につながるのだ。


糖尿病は老化を加速させる
糖化を加速する要因は、高血糖で、その最たるものは糖尿病と言われる。
糖尿病は、こわい血管病であると、 広く認識されてきたが、糖化という観点から見ると、「老化を加速する病気」とも言えるそうだ。

糖尿病でない人も注意したいのが、食後の高血糖だそうだ。

最近、空腹時血糖値が正常でも、食後の血糖値が高い糖尿病予備軍の人が増えているようだ。日頃から食後の血糖上昇に気をつけると、慢性的な高血糖状態の予防につながなる。体の老化を防ぐためにも、高血糖には要注意だ。

血糖値を抑えることが大事
ケーキは間食よりも食後に食べる方が良い。
一日ダラダラと血糖値を上げると、血管がボロボロにななる。特に女性は要注意だそうだ。
AGEsを増やさない食事のコツとは糖化をなるべく進めないことが、老化予防になる。

ごはんを先に食べると、血糖値が一気に上がりやすくななる。野菜などの食物繊維を先に食べた場合には、 腸での糖の吸収がゆっくりになり、血糖値の上昇がゆるやかにななる。糖化を予防する食事のコツは、 「先に野菜をゆっくりと食べる」ことだそうだ。

先に野菜を食べると、自然と野菜を食べる習慣がついたり 、自然とごはんが控えめになったりして、糖化予防やダイエットの効果も期待できる。

GI値の低い物を食べる
GI値とは
GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、その食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったものだ。
ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として、相対的に表されている。
このGI値が低ければ低いほど血糖値の上昇が遅くなり、インシュリンの分泌も抑えられる。
インシュリンが糖を中性脂肪に変えるので、ダイエット効果もある。

GI値の低い食品
ピーマン、きのこ、ブロッコリー、キャベツ、きゅうり、ねぎ、海藻、大豆、酢、オリーブオイルなどの繊維質の多い物
GI値の高い食品
食パン、あんこ、白米、うどん、ドーナツ、ジャガイモなどの消化しやすい物

参考サイト:http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20110518.html

SUB2 原始人ダイエット

ダイエットする(痩せる)ためには、どうすればいいのか?。その答えを探すには、人類の肥満の歴史を紐解く必要がある。

人類が爆発的に増加するきっかけとなった出来事は人類史で2度ある。
ひとつは10,000年前に起こった農耕革命(農耕の開始)であり、もうひとつは18世紀に起こった産業革命だ。
肥満は、この農耕革命によってもたらされた。(もっとも当時は主たる肥満者は支配階級だけである。)


狩猟・採集時代には、人類はその日に食べる分の食料しか持たなかった。
しかし、農耕革命によって、木の上から地上に降りて約2,600,000年続いた食事内容が激変し、その日に食べる分を超える食料を持つようになったのだ。
これが、富の偏りを生んだ原因でもあるが、それについては後日に述べてみたい。
食事内容の激変は、食事量の変化以上に大きな変化を人類にもたらした。
穀類は、一部の人に肥満を生みだし、また平均寿命を約40年から約20年へと半減させたのだ。
そして、この半減した数字は、先進国においては18世紀後半までずっと変わらなかった。
産業革命によって手に入れた衛生観念や暖かい住環境によって、平均寿命は農耕以前の水準へと徐々に回復していく。

人類の遺伝子が、食事内容の激変に対応できなかったのだ。そして、その状況は今も変わらない。この遺伝子に合わない食事が人を太らせ、多くの病気を生んでいるのだ。

10,000年前そのままの食事を摂れば病気は激減する。
これは、私自身が身をもって体験済みである。原始人ダイエットを始めれば、1〜2ヶ月で例外なく標準体重に落ち着く。
私たちの遺伝子が、2,600,000年続いた食事なら体重コントロール機能を十分発揮できるからだ。

何より、体に気力が満ちあふれ、ポジティブな気持になる。
遺伝子に合った食事は、私たちの体に革命的な変化を起こす。
マクロビオテック実践者が攻撃的で、糖化蛋白で皺だらけになり、70代で死んでいくのとは対照的である。
さあ、「原始人食ダイエット」を始めよう。

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